ブランコ
今日は実習生の子がブランコに乗りたいと言うので、同じ学校を卒業した先輩利用者さんと一緒に昼休み公園に行きました。
2人は学校で同じ授業を受けた事があるらしくお互い顔は知っているようでした。
左右対称の自尊心を持つ2人。
自尊心が低い子は高い子をバカにし攻撃してしまいます。
それは障がいはあるなしに関わらない事ですが。
しかし相手は究極的な自尊心の高さを持つ天才。
僕の見立てでは1万人に1人の天才です。
全く歯がたちませんw
彼は何も気にしないし、ひっぱらないスーパーマンです。
帰り、いつものように一緒に野菜の出荷し、お母さんに同じ学校の実習生と一緒にブランコで遊んだ事を告げると。
彼は突然「トモダチ、トモダチ」とお母さんに告げました。
僕は初めて他人の事を「トモダチ」と言ったのを聞きました。
お母さんはじゃあ友達ですねと僕に言いました。
どれだけバカにされようと、見下げられようと、彼にとって彼女はトモダチなのです。
彼のおかげで彼女は苦手な滑り台にも挑戦でき、帰り「楽しかった!」といい笑顔になりました。
僕にはまだまだ出来ないやり方です。
その自己犠牲や我慢ではなく自分の好きな事をやりながら勝手に誰かを元気にする力。勇気を与える力。
批判や他人の評価をまったく気にせず前に歩み続ける力。
そして深い愛。
1週間前僕が目指すと決めたお手本がこんな近くにあったことに、びっくりしました。
相変わらず位の高い人達で、僕にとってはその位の高さはこども達と同じです。
今日も自分の位の低さがちょっと嫌になったりもしましたが、僕も勇気をもらいました。
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