気持ち悪い人達は、置いといて
生徒を待っている間の先生達の会話は、父兄の悪口だったり、学校の悪口だったり、荒れている隣の学校の悪口だったりした。
「定年までの後2年穏やかな気持ちで過ごせる学校に移りたいわー。又、この学校だったら、、、。」 「あそこの親はヘンなやつだ。」 「あそこの学校は、民間校長になってから荒れ出した。」 「今までの学校では、生徒からプレゼントを良く貰ったけど、ここは本当そういう子がいない。」 「てか、遅いなー早く帰って来れないの?職業体験なんて、何処でもやってって、たいして、、、」
などなど。
もうすぐ定年を迎える学年主任を中心に、頭の薄い強面の男性も顔色を伺いながら、同調する。
このぐらいの事は、何処でもある事なので、別に何とも思わない。逆に本音が聞けて、面白い。区役所でも、散々聞いた。
生徒が帰って来た。
「⚪︎⚪︎君、おかえり〜〜〜。どうだった〜〜。そうなん〜〜。それは、良かったね〜〜。貴重な体験をしたね〜。それは、すごい事だよ〜〜。」
先とは、明らかに違う甲高い猫なで声で学年主任は、まくし立て始めた。
誰が見ても心がこもってないトーンと声色。そして、オーバーテンション。
この人は、1回会えば誰でも違和感を持つのが容易い、分かりやすい人なので、想定通りの対応。まあ、そんな人。
驚いたのは、リーダー役的な男子が、喜んでいた事。
そっか、気づけないんだ。 良い子は。
その人にとっての、良い子。
明らかに冷めている子もいる。
少しほっとする。
他の先生は、自分のクラス以外の事は、見て見ぬふり。
すごいなー学校って。
まあ、自分達の時もそうだったんだろうなー。ただ、体罰が無くなった分、先生達は必要過度に怒るみたい。
囲わなくても良い分、役所の方が気楽そうだったなー。子育てや、教育や、介護。囲いこみが必要だと思い込んでる商売は、大変だーw
逆なのにね。
逆にしたら、ずいぶん楽になるのにね。楽しいのにね。
現状を見たくて、始めたこの仕事。。。 そういう意味では、初日でもう終了したこの仕事。
だから、失うものは何も無い訳でw 後は、子ども達の想定外を楽しもう。勝手に。
自分でも思う。
俺、たち悪いわーーーwww