ゴミ拾い
奈良に来てとても残念な事。
住宅街近くの川。稲刈り後の田んぼ。。。
車の通る道の脇は、ゴミだらけ。
ほとんどは、車からのポイ捨てです。
奈良に来て非常に残念に思っている事は、車とゴミ。
今、障がい者施設でみんなで毎週ゴミ拾いを始めています。楽しくゴミを拾う事で利用者さんの自尊心が上がっていくのを目の当たりにしています。こどもさんぽでも同じ効果がある事を実感しています。自尊心が上がると自発的な行動が増え前向きに行動出来ます。
そう言う意味では、ゴミを捨てる人は捨てたらいいとも思えています。そこに、罪や罰を重ねる事はやめようと思います。人の見ていない所でコソコソ的な部分の気持ち悪さは残りますが。。。
障がい施設でのゴミ掃除。ゴミ拾い後、いつも文句ばかり言うおっちゃんが今日はほとんど文句を言いませんでした。それどころか、今日は積極的に自らいろんな事を手伝ってくれました。優しい目をしていました。一番一生懸命ゴミを拾っていたおっちゃんでした。心からすごいなぁと思ったので何度もすごいなぁと声をかけました。
いろんな人に多かれ少なかれいろんな変化がありました。変化は、褒められるためにやっていない人程大きかったのが面白かったです。
きっと明日には又いつもの文句言いのおっちゃんに戻るでしょう。昭和の時代、おっちゃんは、今では考えられないような過酷な環境で罵声を浴びながら育ってきました。「出来ない」と言う前提のもと。ちゃんとしろ!普通にしろ!お前のためだ!と。
人は心が満たされた時勝手に優しくなります。おっちゃんの優しさの種に本物の水を与えられるのは、おっちゃん自身だけです。僕はいつものように勝手におっちゃん頑張れと心の中で声援を送りながら、おっちゃんをからかって一緒に笑います。
ゴミ拾いには、不思議な力があります。